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座敷牢 前編
「雪」の続編です。

もう読んだって?
まあ、そうおっしゃらず(笑)
 叔父の家に行く機会は、意外に早く訪れた。叔父に呼ばれて、洋館の玄関に入ると、出迎えてくれたのは、赤い首輪だけを身につけた彩花だった。「ご主人様がお待ちです」三つ指をついてそう言うと、仰向けになって、性器を広げて見せた。いつも来客があると、こうするように躾られているのだろう。勝手知ったる叔父の家だ。僕はずんずん入っていくと、叔父は客間でシガーをくゆらせていた。

 「おお涼介、休みの日に悪いな。実はお前に頼みたいことがあってな」叔父はそう言うと、目の前のソファーにかけるよう、僕をうながした。ソファーに腰を降ろすと、彩花がやってきて、僕の前に跪いた。「失礼いたします」そう言うなり、ベルトに手をかけ、僕の物を口に含んだ。「まだ逝くなよ」結婚式での失態を見ている叔父は、笑いながらそう言った。僕は懸命に我慢したのだが、逝きそうになったので、ベルトを抜いて、彩花の背中を打って我慢した。

 「そろそろいいだろう」叔父にうながされて、僕らは屋敷の奥に向かった。叔父達は、普段は新しく建てた洋館に住んでいるのだが、まだ祖父が健在だった頃は、洋館の奥にある数寄屋造りの家で暮らしていた。渡り廊下を通って進むと、そこは懐かしい祖父の家だった。二間続きの座敷を通る時、あの時の記憶が鮮明に甦った。

 あれは、祖父の四十九日の日だった。法要が終わると、僕は座敷に呼ばれた。座敷では、出戻りの伯母の麗子、従兄弟の俊介、叔父の猛、母の艶子、そして僕が並んで座っていたのだが、僕の目は、僕らの向かいにたったひとりで座っている少女に釘付けになっていた。少女は、全裸に黒い首輪をつけただけの姿だった。

 まだ大人になりきらぬ体に、ようやくふくらみかけた小さな乳房。細いうなじは小刻みに震えていた。ゴクリと唾を飲む音が聞こえないかと、僕はヒヤヒヤしていた。僕だけでなく、俊介も同じだった。俊介が唾を飲む音が聞こえ、叔父が苦笑したのがわかったので、僕は、開け放した庭で、五月蝿いくらいに鳴いている蝉の声に合わせるように、そっと唾を飲み込んだ。

 「今、ご説明しましたように、ここにいる麻生早紀さんと、砂土原剛蔵さんの奴隷契約は、剛蔵さんの死亡をもちまして、終了したわけです」弁護士の高倉さんの声に、僕ははっと我に返った。「ただし、剛蔵さんのご遺言に従い、早紀さんは、ここにいらっしゃる猛さん、俊介さん、涼介さんの三人の中から、あらたな主を選び、奴隷契約を結ぶことになります。早紀さんには、それを拒否する権利はありません。ただし、猛さん、俊介さん、涼介さんの三人ともが早紀さんを奴隷にする権利を放棄した場合、またはお三人が死亡した場合は、早紀さんは自由の身になります」どうして遺産相続の席に、僕と俊介が呼ばれたのか、そのわけがようやくわかった。権利を放棄するわけなどない。だけど、ここにいる少女に僕が選ばれるとは、とうてい思えなかった。

 少女が立ち上がった。無毛の股間には、くっきりとした割れ目が見えた。僕らの方へ歩いて来ると、叔父の前で跪き、「よろしくお願いいたします」と頭を下げた。

テーマ:SM - ジャンル:アダルト

【2008/08/18 00:31 】
SM小説 | コメント(2)
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コメント
お盆休みって座敷牢みたいだったな。

運転手以外、外へ出る気にもなれず、
会社以外のことが出来なくなっていく
自分が嫌だな。

首輪は色より実際に首に圧迫感が伝わる
ものの方が好みなんですって

言っても無駄でしたね......
【2008/08/18 00:43】
| URL | Chad #fXzjAFhk[ 編集] |
chadさん
ご家庭という牢獄に繋がれて?
いずこも同じですね(笑)

私も圧迫感があるものが好きですが、
あまり重いものは無理かもしれません。
【2008/08/18 01:58】
| URL | ゆき #vEttnzO2[ 編集] |
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